栄養学 in カナダ−わたしのトビタテ留学記−

この記事は、2016/9/8に執筆されたものです。

カナダにある小さな港町、ビクトリアに到着して早くも一週間が過ぎようとしています。

ヴィクトリアのシンボル・州議事堂

わたしは現在、大学院2年生。

9月から6ヶ月間休学させてもらい、留学することに決めたのです。

博士課程に進むことはないであろうわたしの、学生ギリギリ留学ともいうべき今回の挑戦。笑

今回は、そんなわたしの留学の記録をみなさんにシェアしますね。

この記事を通して、

  • 栄養学専攻で留学を考えている。
  • 食に興味があって、海外でなにか学びたい。
  • 大学院生で休学や留学に不安がある。

という悩みを抱えている方のお役に立てたらうれしい限りです。

【この記事のもくじ】

留学の目的

わたしは現在、Stewart College(2019年現在閉校)という小さな学校でカナダの人たちからカナダの栄養学を学んでいます。

この留学の目的の1つは、欧米の食文化について学ぶことです。

そして、日本で常々使われるようになった「食の欧米化」という言葉を見直したいと思っています。

なぜなら、この言葉には一方的に欧米の食文化を批判的な目で見てしまっている姿勢が表れていると思うからです。

日本の大学の管理栄養士養成課程に在籍し、そのあいだに何度も「食の欧米化」という言葉を耳にしました。

主に、日本人の脂質の摂取量が増えた理由や、野菜の摂取量が少ない理由などを説明するときにです。

でも、わたしはこの言葉を耳にするたび、小さな疑問を抱くようになりました。

「欧米の食文化って、実際どんなものなのだろう?」と。

ハンバーガー、フライドポテト、フライドチキン、ポテトチップス…

これら油分が多く、肉中心の料理が欧米諸国から伝わってきたことは知っています。

だからといって、わたしは欧米の食文化を理解しているといえるのでしょうか?

管理栄養士として今後、

「欧米の食文化をわたしは理解している。欧米の食文化は悪いことだらけだ。食の欧米化はダメ。食の欧米化を食い止めなければ!」

と言っていいのでしょうか?

わたしにはその自信がありませんでした。

もちろん、頻繁にハンバーガーやフライドポテトを食べる人の食生活を改善するお手伝いをしたいとわたしは心から思います。

でも、そもそも欧米といっても指す地域はとても広いですし、「どこかの国の食文化は優れていて、どこかの国の食文化は劣っている」ということはないのではないでしょうか。

確かに、さきほども触れたように、欧米諸国から伝わってきた食文化は脂質の摂取量が多くなりがちだったりします。

でも一方で、和食も塩分摂取量が多くなりがちという問題点を抱えています。

繰り返しになってしまいますが、食文化に対して良し悪しをつけることは、とても難しいと思います。

どの国の食文化も、栄養学的に長所と短所どちらも併せ持っていると思います。

そこでわたしは、「欧米」と位置付けられている国の1つであるカナダでカナダの栄養学を学び、カナダの食文化を実際に体験し、「食の欧米化」という言葉を使っている日本の栄養学を見直したいと思っています。

そして今後、和食以外の食文化に慣れ親しんだ若年層に対して、より具体的で、親しみやすい栄養指導や食育ができる管理栄養士になりたいと思っています。

同時に、カナダやアメリカで学んだ良い食文化や食環境のアイディアは日本に持ち帰り、東京オリンピック開催にあたって海外から多くの人を迎え入れる日本の食環境を発展させたいです。

早速、日本で学んだ栄養学とのギャップを感じている日々です!楽しい

栄養学をテーマに留学はできるのか?

結論、栄養学をテーマに留学は可能です。

つまり、海外に栄養学を学べるかつ、留学生を受け入れている大学・短大などがあるということです。

資金面で言うと、わたしは今回トビタテ留学JAPANという奨学金制度を利用してカナダへ留学しています。

そして、この奨学金の特性上、前もって行く予定の学校などをきちんとある程度決めておく必要があったため、欧米諸国エリアの様々な学校をリサーチしました。

栄養学を学べる大学は欧米諸国に多数あります。

予算や留学期間、今持っている英語力によっては、無数の選択肢から選ぶことができます。

なぜわたしがこういうことをあえて書いているのかというと、日本で栄養学を専攻している短大生・大学生のみなさんにぜひ留学という選択肢を考えてほしいからです。

資格取得を目指す栄養士・管理栄養士の養成課程においては、中断というかたちで休学をするのってすごく勇気がいりますよね。

わたしも実際、留学をしている今は管理栄養士の資格を得たあとの大学院2年生です。

いついつ、何年生のときに留学をしようとか細かいことをいうつもりはもちろんありません。

でも、思います。

栄養士、管理栄養士、社会に出る前に一回海外に出たほうがいいんじゃないか?

社会に出る前に一度、海外で、その国流の栄養学を学んだほうがいいんじゃないか?と。

今回カナダで、小さい学校ながら、3ヶ月という短いプログラムでありながら、カナダ流の栄養学を学んでいて思うのです。

「日本と違う…」

「おもしろい!」

「こんな内容学べてよかった…」

わたしが先ほどから言っている

「食の欧米化ダメダメ〜」

「和食最高!」

のような日本の栄養学から一歩離れて学ぶ栄養学、知っているのと知らないのでは今後栄養士として働くにあたって全く違ってくると思います。

ぜひ、栄養学専攻の皆さん、留学を検討してみてください。

ご連絡があればContactからメールをお待ちしております。

院生になってからの留学ってどうなの?

わたしの場合は、海外の大学院の研究室へ行くわけでもなく、言ってしまえば研究内容とは関連性のない留学です。(ちなみに研究内容は野菜の香気成分の研究です。)

そして、研究を一時中断して休学し、復学後にまた研究を再開して(半年で)修論を仕上げて修了しなければならない。

このことにものすごい不安を感じながら来ている留学でもあります。

(ここには書きませんが、出発前に仕上げるということができない状況でもありました。)

ただ、留学先で引き続き研究に取り組めて、論文が書ける状況でもなんでも、院生の留学においてまず必要なのは教授の理解かなと思います。

ここは今回、わたしがとても恵まれていた点でした。

もし留学先で論文を執筆できる状況でないのなら、みなさんも重々承知だと思いますが出発前にせめてある程度書き上げておくことを強くオススメします。

充実度が全然違ってくると思います。(超楽天家さんを除いては)

また、就活について。

もし、日本でのあの一斉就活期間に就活をしたいのなら、可能であればタイミングをそこに合わせれば問題なさそうです。

ただ、留学に出ると視野が広がります。

わたしの話をすれば、カナダにはフリーランスで働く栄養士さんが多いです。

そして、わたしにとって今、フリーランスの管理栄養士として働くことが大きな選択肢の1つとなっています。

これは、日本に留まっていたらまず出てこない選択肢でした。

でもそこで、(キラキラしたイメージに憧れて)「懸命に食品メーカーを受ける」という考えが消えました。

(食品メーカーに対する就活を批判しているわけではありません!)

(わたしの浅はかな考えを自分で戒めているのです。笑)

留学をすると、日本における一般的な就活や働き方に興味がなくなるかもしれません。

こちらについても、もし質問や相談がありましたらContactからご連絡ください。

長くなってしまうので今回はこの辺で。

ちょっと脈絡のない文章になってしまったかも…。

とにかく、読んでくださりありがとうございました!

7件のコメント

こんにちは。藤本と申します。たった今、このブログを閲覧し、関心がありましたのでご連絡させていただきました。私も日本で栄養学専攻し修士課程を修了した後、語学留学として1年間カナダに行っていました。ミチさんもおっしゃっていたように栄養学専攻の方で留学されてる方に出会うのは容易でないように思えるので、ぜひお話ができたらうれしく思います。よろしくお願いします。

藤本様
こんにちは!コメントいただき誠にありがとうございます!
返答にお時間を頂戴してしまい、申し訳ありませんでした>< ブログを読んでいただき、そいて共感していただきとてもうれしいです! ぜひ、お話したいです! もし差し支えなければ、下記のアドレスにEメールいただけるととてもうれしいです! anutritionistintheworld@gmail.com

こんばんは。佐藤と申します。
私も栄養学を大学で専攻しているのですが、留学にも興味があり、特に欧米圏に興味があります。もしよろしければ、ミチさんがどのように留学先を探したのかや他の時期で検討したりはなかったのかなど聞いてみたいです。

初めまして、こんにちは。日比野と申します。現在管理栄養学科に通っている大学3年生です。ミチ様のブログを拝見し、とても勇気を頂いたのでご連絡させていただきました。
海外への憧れや興味が元々あり、「和食が素晴らしい」「食の欧米化」という言葉を講義で聞くたびに不思議に思っていたのでミチ様のブログと出会えて嬉しく思っています。
また、現在進路を決めかねており、大学院進学も視野にあります。大学院進学後の留学も不可能ではないということを知ることができ、未来が明るくなったように思います。
私の憧れが全て詰まった、ロールモデルの様な方に出会うことができ感無量の思いです。
長々と失礼致しました。

日比野さま
こんにちは!返信が遅くなってしまい、申し訳ありませんでした。
コメントいただきありがとうございます。
共感していただけて、とてもうれしいです。もちろん、院進後も留学は可能です:)
ロールモデルだなんて恐縮ですが、そう言っていただけてモチベーションになります。
改めて、コメントいただき本当にありがとうございます。

こんにちは^^
私は4年生の総合大学の管理栄養士過程に通う3年生です。元々、留学自体に憧れており、なんとかして栄養学と留学を結び付けようとしていました。しかしミチさんのこの記事を読み、「栄養士も留学に行ったほうがいいのではないか」という文を見て、大変感動いたしました!!
そして現在、なんとか留学に行けないかと情報を収集しております。学校の先生に相談すると、研究室活動や国家試験の時期を考えて、4年の後期から1年休学するのが最善ではないかと教えていただきました。
つらつら自分語りをしてしまいすみません。もしこのような私でよければ、お話してみたいです><

とめこ様
こんにちは!コメントいただき誠にありがとうございます!
返答にお時間を頂戴してしまい、申し訳ありませんでした>< ブログを読んでいただき、そして共感していただきとてもうれしいです! ぜひ、わたしでよければお話しましょう〜:) もし差し支えなければ、下記のアドレスにEメールいただけるととてもうれしいです! anutritionistintheworld@gmail.com (Instagram: michieeeeezeee)

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ABOUT US
ミチ
管理栄養士の養成課程を卒業後、大学院に進学。 そこで約半年間休学し、カナダ、ニューヨーク、カンボジアで食に関連したインターンシップに従事した。 ブログでは食、健康、大好きな旅に関する情報を発信する。 詳しくは「ミチについて」にて。 連絡は「ミチに連絡する」からメッセージを送っていただけます。